ぎふフェア・イン・フランス

岐阜新聞「ぎふフェア イン フランス」

【岐阜新聞(1997年3月15日付掲載) 記事全文】

フランス・ブザンソン市のふるさと祭り'97で催される「ぎふフェア・イン・フランス」(同実行委員会主催、岐阜日仏協会、ブザンソン・フランシュコンテ仏日協会協力)を五月に控え、加茂郡川辺町出身の石刻画家山田光造さん(五一)=千葉県佐倉市在住=が、同フェア会場を飾る六曲金びょうぶに梅の花を描いた作品「法」を仕上げた。

ぎふフェアは、昨年五月に日本のまん真ん中・岐阜とヨーロッパのほぼ中央に位置するブザンソン市の協会が姉妹提携したことがきっかけで催される。五月三日から十一日までを期間に、友好シャンソンコンサート、「ロダンと花子」フォーラム、神山征二郎監督の映画「さくら」上映のほか、和傘、和紙、木彫など県内伝統工芸の製作実演・展示、書道、生け花、茶道、着付け、邦楽、手打ちそばなどを披露し、日本文化を紹介する。

金びょうぶは、十二単の展示に使うもの。石刻画を自らの画風として創始した山田光造さんが、同フェアの趣旨に賛同し、梅の絵を描くことになった。制作は岐阜市湊町のホテルパークで行われ、作品は金びょうぶの地を大きく残し、左上方から梅の枝が垂れ下がった構図。細密画を思わせる花々は石刻画技法で、石に花柄を彫って色を着け、びょうぶに一つ一つ刻印していった作品。石刻の線の細やかさと、刻印時の力の入れ具合が独自な美世界を生み出している。

作品は日仏協会長らに披露され、題も自然の摂理に思いを込めた「法」(フランス語で「ラ・ロワ」)に決定。山田さんは「さまざまな岐阜が紹介されるフェアのお手伝いができれぱうれしい。石刻画が一つ一つの積み重ねでできるように、日仏両国も地道な交流で大きな花を咲かせてほしい」と話した。

※写真・・・ぎふフェアを飾る金びょうぶ「法」を仕上げた山田光造さん(左)と、飯塚保江岐阜日仏協会長ら=岐阜市湊町、ホテルパーク

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